腸内細菌調べアスリート体調支援

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サッカーの元日本代表で、昨季限りで現役を引退した鈴木啓太氏(34)が社長を務めるベンチャー企業が、岡山市内に拠点を構え、スポーツ選手の腸内細菌を

コメント

鈴木啓太さんが始めたアスリート向けの腸内細菌の解析サービスは注目ですね。
研究の対象としてアスリートの腸内細菌というのは非常に興味がありますね。
もともとの筋肉をつくる遺伝的な優位性と合わせて、
持っている腸内細菌の種類によって自分にあっているスポーツがわかるという状況になってくると、
非常に面白くなってくると思います。
アスリートの方たちは、自分たちの体を作るために食事に対して非常に気を使っていますし、
何を食べているのかなどのログ(記録)をとっている方も多いと聞いています。
また、彼らは精神状態のコントールのために、大事な試合前には同じメニューを食べるといったこともあるので、
これはゲン担ぎ以上に、腸内細菌が自分の精神状態に影響を与えていることを、
体感として知っているのだと思います。

また別の研究では、管理栄養士が提案している食事療法のメニューを研究をすると、
食物繊維が豊富でオリゴ糖豊富など腸内細菌を活性化するメニューを、
経験値として提供していたということも知られています。

同じ食事を食べて、いつもと同じトレーニングをしていると、
自分の体の異変について感じやすくなると思います。
またラグビーのワールドカップで有名になった五郎丸選手のあるルーティンポーズについても、
自分の感覚を研ぎ澄ますために取り入れているものなのだと思います。

日経BPヒット総合研究所

日本経済新聞
お母さんの腸内環境が生まれてくる子供に受け継がれ、将来の病気リスクなどにも関わることが分かってきました。婚活、妊活に続いて、今後は菌活にも注目が

コメント

婚活、妊活、美活、など女性たちの間では、
いつも何かの活動が流行っているようです。
今回は菌活です。
菌活とは普段の自分の健康のために腸内細菌を整えるのに加え、
生まれてくる子供が自分の腸内細菌を受け継ぐという研究から、
妊娠時から出産時の間までに良好な腸内細菌環境を整えておきましょうということです。
腸内細菌がアレルギー疾患などに関与しているという研究もなされており、
腸内細菌を整えることで、生まれてくる赤ちゃんがアレルギーになりにくいという期待を込めたものだと思います。

実際にまだこの辺りについては、研究途上ではありますが、
生まれたばかりの赤ちゃんの腸内細菌については、
ほぼビフィズス菌で構成されており、出産時にすべての腸内細菌を受け継ぐわけではないようです。
生まれてきてから、さまざまな細菌に触れていく中で、徐々に体内に細菌を取り込んでいくのです。

また何の役割もないと言われていた盲腸ですが、
実は、免疫細胞にとっての学校のような存在ではないかということが言われてきています。
盲腸にさまざまな物質や細菌が入ることで、それらが攻撃対象とするものなのか、そうではないのか、
ということが免疫細胞に学習されていくというのです。
この学習については、子供の頃にその役目を終え、
大人になった後は、あまり働いていないとも言われていますので、
子供の頃にさまざまな細菌に触れて、体内に取り込むことで、
免疫系を正常に働かせることにも繋がるのだと思います。

なんでも除菌、殺菌ではなく、上手に細菌と付き合っていくことで、
より健康的な腸内細菌、腸内環境を手に入れられるということでしょう。

早大、健康な日本人の腸内細菌叢の特徴解明し約500万の遺伝子を発見

健康な日本人の腸内細菌叢の特徴解明、約500万の遺伝子を発見日本人は生体に有益な機能が外国よりも多く平均寿命の高さや低肥満率等との関連も示唆

原文PDF
http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0409844_01.pdf

コメント

遺伝子解析による腸内細菌の研究が活発化してきましたね。
日本人の長寿については、世界においても有名であり、
これらが日本の伝統的な食事によるものと言われてきましたが、
腸内細菌の研究を進めることによって、徐々に裏付けが取れてきたのだと思います。
日本人特有の腸内細菌として海藻類を分解できる腸内細菌が有名ですが、
この研究では、日本人の約90%がこの腸内細菌を保有しているとのことです。
その他の外国人では15%以下ということなので、
この特徴は日本人特有といって間違いないと思います。

また、痩せ型体型の人によく見られてる腸内細菌の産生物である、
短鎖脂肪酸についても日本がより多く産生することなどが解明されたようです。

2016年3月18日の腸内フローラ(腸内細菌)のニュース


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