腸内フローラ研究所

2016年3月20日の腸内フローラ(腸内細菌)のニュース

生きて届かなくても乳酸菌は効果がある?

オーヴォ
ようするに死菌だと腸内で増えることは無いですが、生菌だと腸内細菌を増やす可能性が大きいということです。
例えばですが、生菌10億個を含む製品と死菌100 …

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CMなどでも生きたまま腸に届く乳酸菌などのフレーズで取り上げられているように、
一般的には生きたまま腸内に届く乳酸菌のほうが重宝されているようです。
ただし幾つかの研究においては、腸内に届く前に、不活化した細菌でも、
その過程において、分解した産生物が腸内に届くことによって、
免疫系に作用したり、腸内の蠕動活動を活性化するといった結果も出ているようです。

腸内、ことさら小腸においては、人間の免疫系の6割が集中しており、
外部から侵入した物質や細菌などの有害性を判別しています。
ほとんどの細菌は胃で溶かされてしまうわけですが、
これらを通過した細菌のみが小腸に届くのです。

また、腸内細菌の数、種類においては、安定した環境が保たれている状況であり、
この作用自体は解明されていませんが、
何らかの安定化機能が働いているものと思います。
これに対して生きたままの菌を摂取し続けることが、
結果として、腸内細菌のバランスを崩すことにもなるのでは、
という懸念もあります。

結局のところ、何事もやり過ぎは良くないわけで、
普段の食事を見直し、安定してさまざまな種類の細菌を送り込むほうが、
有用性が高いのではないかと思います。

豆乳はダメ!?イソフラボンを効率的にとれる食べ物って?

インフォシーク
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大豆イソフラボンが今また注目されてきていますね。
この大豆イソフラボンを腸内細菌が分解してできるエクオールに注目が集まっているのでしょう。
エクオールは美肌、若返りに効果があるとされ、このエクオールを産生できる腸内細菌が話題です。

残念なことに、このエクオールを産生できる腸内細菌を持っているのは、
日本人でも約5割、欧米人などでは約3割と言われています。
つまりこの若返り物質のエクオールを体内で産生できる人とできない人がいるのです。

近年では、このエクオールを直接摂取できるサプリメントなどが登場してきており、
化粧水などよりも、体の中からの美肌美容が流行るかもしれませんね。

2016年3月20日の腸内フローラ(腸内細菌)のニュース