薬効かない細菌、1321人感染…8割が高齢者

読売新聞
様々な細菌に効き、抗菌薬の切り札とされるカルバペネムが効かない腸内細菌(CRE)の感染者が、2014年9月から1年間で1321人に上るとする調査結果を

コメント

人間の腸内にいる腸内細菌の種類は非常に多く、
まだその全容については、掴みきれていないのが実態です。

薬と一口に言っても、その効き方のプロセスはさまざまあり、
とある腸内細菌がいることで、その薬が効きづらくなったり、
または、逆に効きやすくなったりといったことがあるかもしれません。

基本的にo-157などをはじめとする病原性大腸菌などに感染した場合は、
生理食塩水などを取りながら、あとは体の中の免疫機能や、
排出機能に任せるという対処療法が一般的ですが、
今後、腸内細菌の研究が進むにつれて、そういったものにも直接効果をもたらすものがわかるかもしれません。
ただし私達の腸内に住んでいる腸内細菌は各個人によっても異なるため、
一様に誰にでも効果を発揮する薬の登場にはもう少し時間が必要だと思います。

2016年4月3日の腸内フローラ(腸内細菌)のニュース


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