ライチョウの腸内細菌は? 環境省、野生の再現目指す

朝日新聞
絶滅が心配されている国の特別天然記念物ライチョウの人工飼育で、腸内細菌群を野生のものに近づける研究に環境省が乗り出す。腸内細菌は、エサの毒を …

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ライチョウのヒナも親のフンを食べるということですが、この親から腸内細菌を受け継ぐというのは野生の動物ではよくある行動なのかもしれませんね。
有名なものとしてはコアラの研究がありますが、コアラのフンは、普段はころっとしたフンなのですが、出産後の母コアラは一時的にどろっとしたフンになります。
これを子供のコアラが食べることで腸内細菌を受け継いでいるのです。コアラの食べ物として有名なユーカリはそのままでは毒性のある植物ですが、
コアラがこのユーカリを消化できるのではなく、腸内細菌たちが分解していたというものです。
身近なところでは、海藻を分解できる腸内細菌が日本人の多くの腸内に住み着いているということです。
海藻は海外ではあまり食べられていませんが、日本人にとっては身近な食事です。
これは脈略と続く海藻を食べる習慣の中で、海藻に住み着いていた細菌の一部が日本人の体の中に住み着いてきたという歴史の現れなのだと思います。

花粉症は「菌活」でバッチリ対策 乳酸菌がよい理由

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待ち遠しかった春の到来とともに、これから花粉は飛散のピークを迎えます。今や4人に1人は花粉症だといわれるくらい、多くの人達の悩みでもありますよね。

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そろそろ寒さも和らいで、天気のいい日にはピクニックという気分にもなってくるでしょう。ただ一部の方には、
春というシーズンは辛いものになっています。
そうです。花粉症です。日本人の4人に1人は花粉症と言われていて、国民的病気になってきています。
花粉症はもともと何の害もない花粉に対して、免疫が過剰に反応することでおきる免疫不全の一種ですが、
この免疫不全症の改善に腸内細菌の働きが関係することが様々な研究で明らかになってきています。
研究の一部では、ヨーグルトを接種し続けると花粉症を始めとしたアレルギー症状が緩和されるという研究成果も発表されています。
ヨーグルトはビフィズス菌を効率的に摂取できる食べ物ですが、多くのビフィズス菌は腸内に届くことなく死滅してしまいます。
そうです、私達の胃は強い酸性になっており、ほとんどの細菌はこの胃の中で死滅してしまうのです。
細菌ではLG21など酸性に強いビフィズス菌なども出てきており、より効率的に腸内にビフィズス菌を送ることもできるようになってきました。
もちろんただのヨーグルトでも、ビフィズス菌が生産した物質は腸内に届き、免疫系に影響を与えていることがわかってきました。
ただ、腸内細菌は毎日更新(そうです、みなさんのうんちと共に排出されます)されるので、一時的に摂取して健康になった気分でいるのではなく、普段の食事から見直し、
日々体に良い物、腸内細菌にとってよいものを接種するのが良いのです。

2016年3月3日の腸内フローラ(腸内細菌)のニュース


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